隼lab

インタビューINTERVIEW

2019.07.01 Mon UPDATE

植田由恵/北野雄己ネクストシフト株式会社

母しながら働く、移住して働く。隼Lab.でのワークスタイル。

隼Lab.2F、3Fのワークスペースには、10社以上の企業が入居しています。今回は、入居企業の中からネクストシフト株式会社(以下、ネクストシフト)の社員のお二人に、日々のお仕事や、ここで働くことについてお聞きすることにしました。聞き手は、隼Lab.マネージャーです。

 

Text:諸岡若葉

Photo:坂田綾華

 

私の“投資”が、カンボジアの農家さんへの“融資”につながる仕組み

隼Lab.内にあるネクストシフト本社のオフィスは、隼Lab.マネージャーがいるコワーキングスペースの、ちょうどお向かいにあります。たまに、コーヒーを差し入れしたり、お土産のお菓子をいただいたりする、ご近所さんのような距離感です。

それでは、おじゃまします。

 

植田さん/北野さん(以下、敬称略)

どうぞ!

 

お二人が働かれている席に座るのは初めてなので、なんだか新鮮です。普段は入り口までしかおじゃましないので感じませんでしたが、窓が大きいですね。

 

北野

隼Lab.の周りは、景色がすごくいいですよね。最近、お昼休みにランニングを始めたんですけど、緑がいっぱいですごく気持ちがいいですよ。でも冬場は陽の当たるコワーキングスペースの方が暖かかったので、僕はよく日向ぼっこがてら、コワーキングスペースやテラスを使わせてもらったりもしていました。

 

せっかく隼Lab.にいらっしゃるので、オフィス以外の空間も、ぜひ気持ちよく活用してもらえたらと思います!

さて、お二人それぞれのお話を聞く前にまず、ネクストシフトはどんな事業をされているのか、どんな会社なのか教えてください。「投資」や「金融」を扱っていらっしゃるというのはなんとなく理解しているのですが…。

 

北野

様々な事業に取り組んでいますが、メインは「ネクストシフトファンド」になります。

 

ネクストシフトのオフィス入り口付近には、プロジェクトを説明する図や写真が掲示されています。海外の農家さんなどの写真もありますが、これも「ネクストシフトファンド」に関するものですか?

 

植田

まさに、そうです。写真に写っているのは、カンボジアやジョージアといった国の方々です。カンボジアやジョージアには、銀行から融資を受けたくても金融機関に講座を持てない人たちが多くいます。このような人々に金融サービスへのアクセスを可能にし、経済的自立を支援する「マイクロファイナンス機関」というものがあります。

 

北野

しかし、そのマイクロファイナンス機関も資金調達に苦労している側面があります。そこでネクストシフトファンドでは、日本にいらっしゃる方々に投資をしていただくことで、課題を解決する仕組みを作っています。

 

具体的なお金の流れですが、まず日本の投資家の皆様に、ネクストシフトファンドに投資をしていただきます。ネクストシフトは投資していただいた資金をマイクロファイナンス機関に融資します。マイクロファイナンス機関は、その資金を農家さんや零細企業など、現地で融資を必要としている方々に貸し出します。農家さんや零細企業は、その資金を元に事業運営をおこない、実現できた収益からマイクロファイナンス機関に返済します。そして、ネクストシフトファンドはマイクロファイナンス機関から返済を受け、その返済金利の一部を投資家の方々に分配させていただきます。

 

投資することで、社会課題の解決につながり、さらに利回りとして返ってくる。ネクストシフトファンドを通してお金が循環し、投資した人、マイクロファイナンス機関、融資を受けた人、それぞれがwin-winの関係になれる仕組みがイメージできました。

 

家から5分の隼Lab.で、家族の歩調と合わせながら働く

お話を、会社のことからお二人自身のことに移します。ご説明いただいたネクストシフトの事業の中で、植田さんはどのようなお仕事をされているのでしょうか。

 

私は、投資家の方々にネクストシフトファンドをご利用いただくために必要な会員登録や、ファンドに関する手続きなどを担当しています。銀行の窓口業務をイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。

 

植田さんご自身は隼Lab.にいらっしゃって、ネクストシフトファンドに投資をする人は日本全国にいらっしゃいます。やり取りは、インターネット上で行われているんでしょうか。

 

場合によってはお電話させていただくこともありますが、基本はメールなど、パソコンの画面上でのやり取りです。直接対面する機会が無いので、その分より丁寧にと心がけているんですが、同時に難しさも感じています。

 

ネクストシフトに入社されるまではどのようなご経験を積んでいらっしゃったんですか?

 

旅行業界、銀行の窓口業務など、子供が生まれてからは子供の成長に合わせてその時できる仕事を選んできた感じです。ネクストシフトで働くご縁をいただいたのは、子供が成長して子育てからも少し手が離れる時期でした。事業内容を知り、「鳥取でこんな仕事ができるんだ!」と魅力を感じたのは正直な気持ちです。銀行で金融の経験があり、隼Lab.は家からも近かったので、ネクストシフトに入社できたらいいなあと思いました。

 

鳥取県八頭町にある隼Lab.は、鳥取市中心部からも車で20~30分程度の距離。隼Lab.内で働いてる方々は、市内から通っている方も多くいらっしゃいます。そんな中、植田さんは町内にお住いで、二人のお子さんを持つ母でもあります。

 

出身は鳥取県岩美町ですが、私の母が八頭町出身なので、小さい頃からこの辺りには来ていました。二年間大阪に住みましたが、それ以外はずっと鳥取県内。結婚してからは八頭町に住んでいます。家から隼Lab.までは、徒歩5分くらいの距離です。家のご近所さんは職場が隼Lab.だということをお話しすると、「(旧隼)小学校に行きよるだか~!賑やかくていいなあ」と言われることもありますよ。

お昼休憩に子供の用事を済ませることができたり、家と職場が近いのはいろいろと融通が利きますし、ここはいろんな人がいて刺激も得られるのでおもしろいです。

 

東京から鳥取へ、生活の場を移して1年弱

北野さんは、ネクストシフトではどのような業務を担当していらっしゃるんですか?

 

ネクストシフトファンドのマーケティングに関する業務を担当しています。

 

ネクストシフトに入社されるにあたり、県外から引っ越されてきましたよね。

出身は大阪です。都内の大学に進学して、その後社会人になって35歳までは東京にいました。金融関連の会社で働いていた縁からネクストシフトに入社することになりましたが、先端の金融サービスを提供する会社の本社が鳥取にある、というのも魅力的でした。去年の8月に東京から鳥取市内に引っ越してきたので、鳥取での生活はちょうど1年くらいになります。

 

東京とは全く異なる環境での生活に、不安はありませんでしたか?

 

もちろん不安はありましたが、「地方で暮らしてみたい」という思いは、以前から持っていました。東京に住んでいた時も、休みの日はよくキャンプや旅行で地方に行っていましたし、長野に実家がある友人に誘われて、田植えや稲刈りをしに行ったり。20代の頃から将来的には自分も東京以外の場所に一度は住んでみたいなと思っていました。

 

実際に引っ越されるまでに数回鳥取に来られたということですが、どういう印象でしたか?

 

海と街と山が、車があれば30分で行き来できる、「コンパクトな街だな」というのが最初の印象でした。実際に住んでみても、カフェに行きたいとなれば駅周りでもゆっくりできるお店があり、鳥取市の中心部からでも15分くらい行けば海があり、隼Lab.がある八頭町は山の方なので緑に囲まれた風景の中で働ける。市街地にある家から隼Lab.までの通勤は、車で30分くらいです。いい意味で、すごく凝縮されていますよね。

 

北野さんは、お休みの日も鳥取での生活をすごく楽しんでいらっしゃいますよね!

 

今日も昼休みに、今週末に行くキャンプ場の予約を取ったところです。鳥取はキャンプ場も近いですし、予約も取りやすいので助かります。キャンプまでしなくても、休日少し時間ができたら、海にもよく行きます。コーヒーを買って海辺に車を停めれば、気軽に贅沢な気分が味わえてお気に入りです。

 

二人のお子さんの母をしながら、家から5分の隼Lab.で新しい仕事に挑戦する植田さん。

移住先である鳥取で、ここならではの生活を楽しみながら、東京で積んだスキルを活かして働く北野さん。それぞれの暮らしや働き方に合わせて、隼Lab.でのワークスタイルには何通りもの可能性があります。

 

気分転換に、打ち合わせはテラスで。ほっと一息をつきたいランチの時間は、1Fのカフェで。施設内のいろんな場所を“仕事場”に見立てれば、働く風景もより豊かに。隼Lab.ならではの仕事環境で、自分にぴったりの新しいワークスタイルを作ってみませんか?

 

 

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