Air-In-Residence(アートインレジデンス、略称:AIR)とは、アーティストが自分の本拠地以外の場所に滞在し、地域の自然・歴史・文化との関わりの中で、作品制作に取り組む活動のことです。鳥取でも「鳥取R29AIR」として開催されています。
R29というのは、国道29号線のこと。鳥取市、八頭町、若桜町など、国道29号線沿線の地域を舞台に、これまでにも参加アーティストたちが写真やイラストによる作品制作に取り組んできました。隼Lab.も、2018年にはAIRの活動拠点・展示会場として協力しています。(こちら)
また、その中で「鳥取R29 AIR」のもう一つの特徴であるのが「因州(いんしゅう)和紙」です。AIRの参加アーティストたちは、因州和紙を作品の素材として使い、自らの表現と和紙との融合を試みてきました。4年目の開催を迎えた今回は地元、鳥取在住の写真家、カメラマン、作家の方々の写真を和紙作品に仕上げ、WSや座談会を行います。
因州和紙とは、1,300年以上の歴史を持つ鳥取特産の和紙。書道に使われる半紙の生産量は日本一。因州和紙は筆先が痛まず、墨のかすれがなく長く書けることから、「因州筆きれず」と言われ、その品質は高く評価されています。自分好みのにじみや擦れを求める書家に対し、因州和紙の産地では初夏の思いに細かく対応し、職人と表現者が一緒に“もの”作りをしてきました。職人の姿勢と熱意は、「写真と和紙の融合」にもつながります。
鳥取R29 AIRでは、改めて素材としての和紙に注目し、新たな価値ある“モノ”作りを目指します。
和紙が持つ温かみと優しさと写真の融合を、その可能性を一緒に体験して・考えてみませんか?
※出入り自由です
2種類の和紙にプリントされた参加アーティスト(9名)の作品を自由に見ていただけます。
様々な種類の因州和紙を見て触っていただけます。因州和紙に関するお話を聞いたりなど、学びを得られる時間です。
参加アーティストと、ご来場いただく方々とでお話をする時間を設けています。和紙や和紙と写真の可能性について語り合う場です。
開催日時 | 2020年02月29日 11:00 - 14:00 |
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会場 |
隼Lab. 2階 ワークショップルーム |
備考 | 主催:「鳥取R29フォトキャラバン」実行委員会 共催:鳥取県 協力:鳥取県因州和紙協同組合、あおや和紙工房、和紙工房かみんぐさじ 特別協力:鳥取県立智頭農林高等学校、「智頭の山人塾」杣塾 後援:(地独)鳥取県産業技術センター 「2019年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業」 「2019年度鳥取県アートによる地域活性化促進事業」 |