隼Lab.にとって初めての企画展、AIR(アーティストインレジデンス)が2月21日~2月末日まで開催されました。
イラストレーターのひやまちさとさんが若桜に滞在され、八頭と若桜と行き来しながら感じたもの、触れたもの、みたものをイラストに描かれました。
制作拠点は隼Lab.のワークショップルーム(図工室)。
広く、しっかりとした作りのワークショップの机は、制作にとても向いてるそうです。
小学校の図工室。机も椅子も、ホワイトボード以外は全て小学校の当時のまま。そこに、和紙が広げられ、筆とインクが並びます。
アーティストの方が実際に作品と向き合う姿。普段お話をしている時とは違う、楽しそうな表情とその逆を伺わせる姿は、作品完成までをさらに待ち遠しく感じるものになりました。
試し描きをしながら。色を確かめながら。
また、今回ひやまさんは小さなお子さんを連れての活動でした。背中におんぶしながら、あやしたり、一緒にご飯を食べながら、様子をみながら制作に集中される。
ママの顔とアーティストの顔、両面を見ることができました。
女性として、大切なものを守りながら仕事に打ち込む姿は、格好よくもあり、たくましくもあり、眩しく見えました。
完成作品は、隼Lab.メインエントランス、そしてカフェスペースに展示しています。
この企画展を通して、隼Lab.の新たな活用方法を私たちスタッフも含め、発見できたと思います。
以前学び舎だった場所。そこが、この作品を通して今は子供だけでなくどの世代に向けても新しい学びの機会を与えてくれているように感じます。
【ひやまちさと】
鳥取市鹿野町出身。幼少期より洋画家・原田マスミに師事、京都でデザインを学び、神戸でイラストレーションを学ぶ。
現在はフリーのイラストレーターとして雑誌や書籍等の装丁、個展開催など幅広く活躍中。大阪府大阪市在住。
2012年 古典芝田町画廊(大阪)
214年 SAKURA exhibition/Art gallery MANZI(ベトナム・ハノイ)
2016‐17年 ギャラリーあんどう(鳥取)/ソーイングギャラリー(大阪)