サツドラ富山浩樹氏講演会report/隼Lab.マネージャー

金曜日19時から始まったサツドラホールディングスの富山浩樹氏の講演会。続々と集まって来た参加者の皆様の後ろ姿に「隼Lab.らしいな」と感じたのは、スーツの人も入れば作業着姿の人も、大学生もいればグレイヘアの方もいらっしゃる、そんな風景です。

コワーキングを講演会仕様にセッティングした会場に、町内外から40名ほどのお客様に集まっていただきました。

サツドラの今の取り組みから、これまでの経緯、そして富山さんご自身のご経験まで。限られた時間の中で、充実した学びのある時間になったのではないでしょうか。写真撮影や会場サポートをしながら聞いていた隼Lab.マネージャーは、こんなところに気づきがありました。

■ 「人に地域に、還る電力。エゾデン」

電力自由化に伴い、新たな選択肢として生まれた電力の“選び方”にも注目が集まっています。株式会社サッポロドラッグストアーの子会社・株式会社リージョナルマーケティングと、北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレが出資して設立された「株式会社エゾデン」も、新たな電力サービスに取り組む会社。生活に必要な電気を「安く抑える」ことができたり「エコに繋がる」それだけでも興味は湧きますが、エゾデンの魅力はもう一つ。利用料として支払う額の一部が、コンサドーレ札幌の活動に使われたり、今後は子どもたちのスポーツ教室の開催、子育てママコミュニティの運営などに当てられる仕組みができています。電力を買う、それが別の“嬉しいこと”に繋がる。なんだか、いい気分で電力を買えそうな気がします。

ただ「このサービスいいですよ!安いしエコだし!」と押し出すのでなく、きちんと使う方にも、生活につながるメリットがあること。それが、そもそも“サツドラ”が軸とする「ドラッグストアという立場から地域の生活インフラを豊かにすること」としっかり繋がっているからこそ響くのではないか、とも感じました。コンセプトである「人に地域に、還る電力。エゾデン」には、まさにその姿勢が表されています。

■ ローカル(地域)<リージョナル(地域の群)<ナショナル(日本)

株式会社サッポロドラッグストアーの子会社・株式会社リージョナルマーケティングでは、EZOCAという北海道の共通ポイントカードを運営しています。その社名にもなっている“リージョナル”は、足元の地域を指すローカルのもう一回り大きな範囲、というイメージでしょうか。富山さんも、そのような説明をされていらっしゃいました。隼Lab.で言えば、八頭町をローカルとすると、八頭郡や鳥取東部、もう少し広く鳥取県が隼Lab.にとっての“リージョナル”と言えるかもしれません。実際、隼Lab.を高頻度で利用してくださる方は、八頭町だけでなく鳥取県内にいらっしゃいます。

サツドラが北海道というリージョナルで活動を充実させて来た過程から、隼Lab.で働く私(マネージャー)も、鳥取というリージョナルを意識して、イベントの開催や日々の運営などに工夫を加えていきたいと思いました。対象にする範囲が明確になるだけでも、やるべきことが一つずつ見えてきそうです。

質疑応答の時間には、富山さんのお話を聞いて自分自身や所属する組織と重ねた質問が続きました。みなさんそれぞれに、学びを得た時間になったことが見えて、主催側もホッとします。

そして今回の講演会は、現在受講申し込み受付中の「隼Academy」のスピンオフ企画です!参加者の中には、1期生の姿も。

第二期となる今期も、各界で様々なご経験と事業の成長を経験されて来た講師陣・メンター人が並んでいます。

まさに、鳥取というリージョナルにおける未来に向けた取り組みであり、何より受講生一人一人にとって、成長のステージとなる経営スクール。気になる方、ご検討中の方、ぜひお申し込みをお待ちしております!(質問等も、CONTACTよりお気軽にご連絡ください。)