鳥取へ移住して3年。鍼灸師・江見さんが「治療院」の先につくりたい場所


隼Lab.3階に、「暮らしと健康 ほほえみ舎」がオープンしました。

店内には自然食品や調味料、身体にやさしいお菓子や雑貨が並び、お灸を使ったセルフケア教室や養生講座、ご主人による整体とトレーニングの個別セッションも行われています。
運営するのは、「江見はりきゅう治療院」を営んできた江見さんと、ご主人の岡田さん。

一見すると、お店が新しくできたように見えますが、お話を伺っていると、「ほほえみ舎」は単なるお店ではなく、人と人がつながる場所として生まれたことが見えてきました。

 

「まずは、自分にできることをやろう」

 

江見さん/鍼灸師歴12年。 専門学校の教員資格や「鍼道一の会」講師。 正食協会師範科修了を経て鳥取県に移住。

江見さんは、大阪で鍼灸師として経験を積んだ後、鳥取へ移住しました。
知らない土地で仕事を始めることに、不安がなかったわけではありません。

「大阪から出てきて、知らない土地で暮らすことになって。自分の得意なことで生きていくしかないから、まずは自分のできることをやろうと思いました。」

そうして始めたのが、隼Lab.での「江見はりきゅう治療院」です。
一人ひとりの身体や悩みに寄り添い、その人に合った施術を行う。目の前の一人と丁寧に向き合うことを大切にしながら、少しずつ地域とのつながりも増えていきました。

 

 

鳥取だからこそ生まれた、新しい思い

 

鳥取で暮らすようになって、江見さんが驚いたことがあります。

それは、人と人との距離の近さでした。
患者さん同士が知り合いだったり、話をしているとどこかでつながっていたり。
大阪ではあまり感じなかった地域ならではの近さを、江見さんは前向きに受け止めていました。

「いい意味でも、そうでない意味でも、人との距離は近いですよね。でも私は、その近さをいいものにしたいと思いました。」

身体や心の悩みは、一人で抱え込みやすいものです。
だからこそ、健康について気軽に話せたり、同じような経験をした人と出会えたりする場所があれば、人と人が支え合えるのではないか。

そんな思いが、「ほほえみ舎」をつくるきっかけになりました。

 

治療するだけではなく、自分で整える力を

 

現在、鍼灸施術はご自宅の「ゆうゆうはりきゅう院」で行っています。

岡田さん/スポーツトレーナーとして地元高校の部活動や大会にも帯同し、 腰痛・膝痛などの運動器の痛みにのある方の施術を行う整体師。

一方、隼Lab.3階の「ほほえみ舎」は、身体を整えてもらう場所ではなく、自分で身体を整える方法を知る場所です。
「ここは、セルフケアを学べる場所にしたかったんです。私はお灸や食事、養生について伝えて、夫は整体やトレーニングを通して身体の使い方を伝えます。」

江見さんは、「自分で自分をケアできることは、自信につながる」と話します。
体調を崩したときに専門家を頼ることはもちろん大切です。
その一方で、日々の暮らしの中で自分の身体に目を向け、小さな不調に気づき、自分でできることを少しずつ増やしていく。
そんな積み重ねが、自分の身体と付き合っていく力になると考えています。

店頭に並ぶ自然食品や調味料も、そのための入り口の一つです。
商品をきっかけに会話が生まれ、暮らしや健康について気軽に話せる場所になればという思いが込められています。

 

「養生」は特別なことではない

 

江見さんがよく口にする言葉があります。

それが、「養生」です。
養生というと難しく聞こえますが、江見さんが考える養生はもっと身近なものです。

「スーパーに並ぶものが変わったなとか、セミが鳴き始めたなとか。そんな季節の変化に気づくことも養生だと思うんです。」
忙しい毎日を送っていると、自分の身体のことは後回しになりがちです。

だからこそ、季節の移り変わりに気づき、自分の体調にも目を向ける。
そんな小さな積み重ねが、健康につながっていくと話してくれました。

隼Lab.だからこそ、この場所をつくれた

 

「ほほえみ舎」の場所に隼Lab.を選んだ理由を尋ねると、「人との距離感が心地いいから」と答えてくれました。

隼Lab.には、経営者や会社員、個人事業主、地域の人など、さまざまな人が集まります。
立場は違っても、肩書きを越えて話ができる雰囲気があります。
その空気が、「健康についても気軽に話せる場所をつくりたい」という思いと重なりました。

「何でも話せる場所です。何を言っても、誤解されない場所をつくりたいと思っています。」

この言葉が、「ほほえみ舎」の目指す姿を一番表しているように感じました。

 

暮らしと健康を通して、人がつながる場所へ

 

治療院として、一人ひとりと向き合うことから始まった江見さんの活動。
鳥取で暮らし、人とのつながりを感じる中で、その思いは少しずつ広がっていきました。

「ほほえみ舎」が目指しているのは、商品を販売したり、健康法を伝えたりすることだけではありません。

自分の身体を知ること。

誰かと安心して話せること。

暮らしを少しだけ心地よくすること。

そんな小さな積み重ねを通して、人と人とのつながりが生まれていく場所です。
身体のことが気になる人も、ちょっと話をしてみたい人も。

隼Lab.3階の「暮らしと健康 ほほえみ舎」は、そんな人たちをあたたかく迎えてくれる場所になりそうです。

 


 

暮らしと健康 ほほえみ舎

場所 隼Lab.3階(鳥取県八頭郡八頭町見槻中154-2)
☎︎ 090-6799-7967
✉️ yuyu.harikyu@gmail.com
公式Instagram(@hohoemi₋cycle)
対象 小学生〜大人 (定員2名)
料金・内容 火曜日(12:00〜18:00)/お灸教室 2500円

木曜日(12:00〜18:00)/整体×トレーニング 7000円

  • 自然食品、調味料、お菓子、雑貨などの販売

  • お灸や食事などをテーマにしたセルフケア教室・養生講座

  • 整体と身体の使い方を学ぶ個別セッション

*paypayのお支払いも可

予約 予約優先
電話・メールにて「お名前」「セルフケア教室orトレーニング」
「希望日時」をお伝えください。
駐車場 あり(施設内の空き駐車場をご利用ください)